発達障害の子供とコミュニケーションがとれる接し方。ハッピーテラスさんだ教室


三田の仕事

発達障害の子供と接したことはありますか?
近年は発達障害という言葉も広まり、理解も徐々に深まってはいるものの、まだまだ発達障害の子供をどのように育てていいか分からないもの。特に親は相談できる人が周囲におらず1人で抱え込んでしまいがちです。今回、発達障害を乗り越えるためにどうすればいいか、三田市高次の放課後等デイサービス「ハッピーテラス」にお話をお伺いしました。
発達障害を抱えた子供との接し方について学んでみましょう。

IMG_7027-001ハッピーテラスさんだ教室。2016年5月1日開所。放課後等デイサービスを通じて発達に課題を抱えるお子様の成長と自立をサポート。コミュニケーション能力開発を軸としたプログラムを行う。

放課後等デイサービス ハッピーテラス ホームページ
http://www.happy-terrace.com/

1.単語で伝える

発達障害の子は一度に複数のことを考え、実行することが苦手な子が多いです。分かりやすく伝えるために長い文章で細かく伝えようと考えるかもしれないですが、実際は逆で、「○○は△△です」「**をしてください」と短文で簡潔に伝えた方が理解してもらいやすくなります。
IMG_5248-001

2.視覚で伝える

短い言葉で伝える代わりに、ボードや紙に書いて視覚的に伝えることもします。聞くだけはでなく目で見ることによって、より情報が伝わりやすく、理解しやすくなります。
IMG_5246-001

3.視覚で伝えてもらう

「話す」「聞く」が苦手な子には短い言葉を使用する他に、視覚的な情報が有効的です。うまく言葉で自分の意見や感情を伝えられない子には、用意した図に指を指してもらって思いを伝えてもらいます。無理に言葉で説明させてはいけません。できる表現方法から徐々に自己表現の能力を身につけていきます。
IMG_5245-001

4.待つ

発達障害の子供は情緒が不安定なことが多いので、大声で叱るなどパニックに陥ってしまいやすいことをしてはいけません。興奮している間は何をしても逆効果になることが多いのでまず落ち着かせる工夫をしましょう。話してくれるまでは、意見を聞き出したり、むやみに話しかけたりするのはやめましょう。
IMG_5251-001ハッピーテラスの部屋は、子供が他のことに気をとられないように装飾はほとんどせず、窓を隠し、シンプルなつくりにしている。

5.理解してあげる

基本は「否定しない」こと。叱り言葉は子供の自信を失わせるだけです。怒られることをしても、視点を変えて褒めることをしてみましょう。また、気持ちを汲みとってなぜその行動をしたのか理解し、寄り添うことを意識しましょう。
IMG_7020-001

6.1人で抱え込まないで

発達障害といっても症状はそれぞれです。共通した接し方はあるものの、それが合わない子供もいます。「なんで私の子だけ…」と思わずに、その子にあった接し方を試行錯誤していきましょう。子供の状態を把握するためにも、第3者に子供の様子を見てもらったり、いつもと異なる環境にいる時のお子さんを知ってみましょう。親1人では気付かなかった子供の能力にも気付くことができます。
子育てで必要なのは親1人で抱え込まないことです。同じ悩みをもった人や相談できる人を見つけて、子供の将来を一緒に考えていきましょう。
IMG_6997-001

協力:放課後等デイサービス ハッピーテラス さんだ教室
三田市高次1丁目3-16 パルテール三田101
http://www.happy-terrace.com/

IMG_7034-003

(記事公開日:2016年7月1日(金))

この記事をシェアしよう!